各種資格と免許

2007年初めにセカンドハウスを自力で造ることを思いついた。そのためには、二級建築士の免許が必要で、受験には所定の資格が必須であった。当時は二級建築士受験には、一級建築士の居る建築事務所で7年間の実務経験を有するか、大学・短大・高専の建築科卒業の資格が必要であった。そこで愛知産業大学・通信学科・建築学専攻の3年に編入してもらい2年間学んだ。当時は入学金は不要で、2年間の学費は約50万円ほどだった。但し、3日間のスクーリングが2年間で10科目必須で、名古屋・大阪・福岡・東京の教室に出張にかこつけて行き、受講した(宿代は別)。結果、無事に卒業し、その年に学科試験はギリギリ合格したが、製図で落第した。課題を与えられて4時間で製図を仕上げるのですが、中々難しい試験でした。

下の記事は、愛知産業大学の会報で、二級建築士の免許が取れた時に載せて貰いました。但し、入学年は2009年となっていますが、2年間だけ遅くなっています。理由は多分卒業してすぐに建築士の免許が取れたようにしたかったのだと思います。

その年の暮れに製図の試験がありましたが、見事に不合格となり、翌年は日本建築士協会主催の製図教室に通いました。10回の講習で費用は12万円ほどでしたが、懇切丁寧に教えてくれました。大きな製図版をいれた鞄を肩から掛けて、自宅から高田ノ馬場にある教室に通いました。しかし、2回目の受験では「土間」の意味を度忘れして、変な間取りの家になりました。案の定不合格でした。日本建築士協会は非常に良心的で、2回目の講習では講習料が半額になりました。普通だと合格するので、お愛想かも知れません。

3回目はいよいよ正念場です。これに不合格になると、筆記試験からやり直しとなります。過去2回の試験会場は水戸施設のでした。採点は30数ヵ所のチェックポイントの成否回答数で決まるそうで、友人から受験者が多い東京の方はチェックポイントしか見ないので合格に有利だと、東京会場での受験を勧められました。結果、3回目は東大駒場の階段教室でした。机の上に製図版を置いて製図の準備をしていると、偶然にも斜め後ろの席には、日本建築士会の製図講習で一緒に学んだ、学生さんでした。今回は少しゆとりがあったので、一通り終わってから平屋根を切妻屋根に書き換えたのですが、棟が中央で合わなくて焦りました。友人の推理の成果かどうか分かりませんが、合格通知を貰いました。万が一の備えに「木造建築士」も受験し、こちらは製図は講習だけなので楽勝でした。他にもバックフォー運転には2日間の講習が必要です。二級建築士では定期的な講習があり受講しました。友人から受講しなくても免許の取り消しはないと聞き、今は無視しています。

これで、ようやく建築確認申請ができ、工事に着手することもできます。とりわけ、基礎工事にはバックフォーが必須です。ツルハシやスコップでは工事に何年もかかります。次は、建築確認申請をしなくてはなりませんが、設計図は勿論のこと、地盤調査や建設計画も必要です。そのために、二級建築士の免許を取ったのは2011年ですが、2012年の大半を申請書類作成に要した。この頃は63歳で定年後の再雇用だったが、給与や責任が減っただけで、拘束時間は普通の会社員と同じだった。但し、他の人とは少し異なり、金曜日は大学に非常勤講師として働らき、月~木曜は東京本社に通勤していた。2012年12月25日に申請書を提出し、翌年の2月26日に受理された。

建築確認申請や完成検査も手続きのための手数料がかかります。個人で工事をする場合には、中間検査はありませんが、業者さんが工事をする場合には基礎の鉄筋を組み上げた時点で検査を受けます。鉄筋はコンクリートに埋めてしまうと、規定通りに配筋しているかを調べることが難しくなります。個人は自分の家なので、いい加減な配筋はしないだろうとの配慮からです。手数料は床面積に依存するので、床面積が100㎡以内になるように設計したのですが、下段2階の床下と思っていた部分の高さが約1,700㎜で1,400以上だったので、部屋と判定れました。結果的に、1階の床が2階、2階の床が3階となってしまいました。

木造三階建ての場合には強度計算が必要で、完成検査には時間がかかるので、簡易的に3階となった部屋の天井を1,400㎜未満にするようにとの、大田原事務所の指導を受けました。階段の幅は750㎜以上である必要があるとの事で、こちらも便宜的に塞ぎました。階段には手摺が居るとの規定もあり、手摺を付けました。大田原の建築指導官が親切な人で助かりました。

しかし、地下室と思っていた部屋が居室になったので、床面積が97.8㎡から125.8㎡に増えたので、手数料が確認申請では15,000円→23,000円と増額され、完成検査では25,000円となった。大田原事務所に25,000+8,000=33,000円を納めて一件落着した。ここでは悪い方のお役所仕事で、収入印紙には500円弱の印紙代が必要です。つくば市では収入印紙は使用せず直接現金で納入するので、余分なお金は不要です。結果的には、目出度く別荘建築の完成検査証を受けました。これを受けて、さくら市から建築物の固定資産の査定に係員が来ました。いくらの課税になるかは連絡が来ていませんが、来年度から土地に加えて建屋の固定資産税を払うことになります。

ben & sons architecture

ben & sons architectureは趣味で別荘建設または自宅を建設したい人に、建設の楽しさと、難しさをお知らせすることが目的です。建築の経緯は毎日記録した。この記録を参考に、別荘建築の楽しさや難しさを報告する。

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